鬱田電子帖

腕相撲で妹に負けたオタク

付かず離れず

「人生は有限だ」

「1秒だって無駄には出来ない」

とはまあ至極真っ当かつ高尚な意見だが、およそ十数年間を無駄に生きてきた自分のような人間にとっては「時間を浪費すること」が人生における義務でありルーティンと化しているきらいがある。

 

明日が来るまでの無気力な夜の時間を、出来る限り脳みそを働かせずに潰したいと思うぐらい磨り減った自分には、匿名掲示板の下世話な便所の落書き2ちゃんねる)や、著作物を切り貼りして作った毒にも薬にもならない下らない動画(ニコ動のMAD)くらいが丁度良い。

 

今をときめく芸能人やらYouTuberやらの煌びやかなデイリーは、引っ掻けば底が見えるほどに痩せ細った自分にはハイカロリーすぎる。

 

最近は料理とも何とも言えないモノを作っている。野菜をごま油とドレッシングで和えるだけでも割と美味しく食べれる事が分かった。

舌が貧しくて助かる。自分にはこれくらいが丁度良い。

 

いつだって付かず離れずの丁度良い場所を探している。

そこへ凸凹みたいに身を嵌め込めれたら良いなと思う。